蜜蝋画ワークショップ

arttea ワークショップ実施レポート

2025年12月21日(日)

蜜蝋画ワークショップの全体風景や集合写真

1. 本日の講師

本ワークショップの講師は、あらかわまほ先生です。

あらかわまほ先生は、蜜蝋画を通じて「自然とアートの融合」を伝えることを大切にされています。
蜜蝋(花蜜を原料に、ミツバチの体内で生成される天然ワックス)を使って描く蜜蝋画は、はちみつの甘い香りが漂うリラックスした雰囲気で芸術に打ち込める至福の時間を提供します。子供から大人まで、誰もが夢中になって楽しめるのが蜜蝋画の魅力です。

あらかわまほ先生の写真

あらかわ まほ

  • 2023年 東京藝術大学大学院入学
  • 2024年 愛媛新聞に作品・活動が掲載
  • 2025年 台北「文化平権」アートプロジェクト参加
  • 2025年 CENRETA ART AWARD 2025 ファイナリスト選出
  • 2025年 第1回ネイチャーエコノミクス国際フォーラム 作品展示

都市養蜂の実践を起点に、「同化」や「境界の溶解」をテーマに制作。
ミツバチの行動や香りの記憶といったミクロな現象を用いて、
鑑賞者の身体や記憶に不可逆な変化を生む体験型のアートを探究している。
インスタレーション・パフォーマンスを中心に、
他者の存在や空間全体を作品として立ち上げる実践を続けている。

2. 参加者の声

参加者の声

「蜜蝋画という技法を初めて知りました。はちみつの甘い香りが漂う中で制作できて、とてもリラックスした雰囲気でした。あらかわ先生の指導が丁寧で、初心者でも安心して取り組めました。クリスマスツリーをテーマに天然木に描くという体験は、とても特別なものでした。」

参加者の写真
参加者の声

「お茶を楽しみながらの制作時間がとても良かったです。同じテーブルの方々と会話しながら、それぞれの作品を見せ合うのも楽しかった。あらかわ先生の優しい指導で、初心者でも安心して取り組めました。完成した作品は、クリスマスの素敵な思い出になりました。」

参加者の写真
参加者の声

「蜜蝋の独特な質感や香りに魅了されました。天然素材を使うことで、作品に温かみが生まれるのが印象的でした。完成した作品を見て、自分でもこんなに素敵なものが作れるんだと自信がつきました。お茶とアートの組み合わせがとても良かったです。教会のキャンドルは全て蜜蝋という話や、ミイラにも使用されていて100年先も残るアートであるというお話が印象的でした。」

参加者の写真

3. 当日の流れ

① お茶と会話のひととき

アート制作に取り掛かる前に、お茶を味わい、香りを楽しみ、緊張を解きほぐします。
まずは味覚と嗅覚から感性を研ぎ澄まし、共通の感覚を共有をすることで、より制作に没頭・深く交流することができる環境作りをしました。

こうした場で完成する作品には、きっと、それぞれの個性やその日の気分が反映されるはずです。

上質なお茶の味や香りを楽しみながら、感覚をチューニングし、和やかな空間と会話が広がりました。

お茶を点てている様子

アートティーこだわりの濃い抹茶ラテ

② オリエンテーション

参加者は全員で一つの空間に集まり、講師のあらかわまほ先生の自己紹介からスタートしました。
「自然とアートの融合」という思いから蜜蝋という素材に辿り着いたという先生の言葉に、参加者たちは真剣に耳を傾けていました。

続いて、本ワークショップの趣旨や目的、蜜蝋画の基本的な技法について説明が行われました。「蜜蝋画は自然素材を使ったアート」という先生の言葉とともに、蜜蝋画の独特な魅力についても語られました。

オリエンテーションの様子 - 参加者が集まり、講師が説明している様子

あらかわまほ先生によるオリエンテーション

ワークショップのコンセプト説明 - 蜜蝋画ワークショップのコンセプトやテーマを説明している様子

本ワークショップのコンセプト
「蜜蝋で描く、
自然とアートの融合」

③ テーマを考える

制作のテーマを考えます。
クリスマスツリーをテーマに、どのような作品を作りたいかイメージを膨らませます。
テーマを考えることは作品制作の第一歩。参加者たちは真剣な表情で、時には相談しながら、自分だけのテーマを考えていました。また、葉っぱなどの天然素材も集めながら、作品のイメージを形にしていきます。

様々なサイズや形の天然木が並んでいる様子

天然素材は様々なサイズや形があります

テーマを考えている様子

描くテーマに悩んだら先生に相談

④ 蜜蝋を使って描く(1.5時間)

クリスマスツリーをテーマに、
蜜蝋を使って天然木に描いていきます。
はちみつの甘い香りが漂う中、思い思いに蜜蝋を扱いながら、クリスマスツリーのイメージを形にしていきます。

蜜蝋を溶かしている様子

蜜蝋を溶かす表現技法

蜜蝋を削っている様子

蜜蝋を削る表現技法

蜜蝋を塗り重ねている様子

蜜蝋を塗り重ねていきます

蜜蝋をある程度扱ったら、いよいよ本格的な制作のスタートです。
思い思いに選んだ蜜蝋を一つひとつ、丁寧に天然木に描いていきます。

絵を描いている様子

仕上がりをイメージしながら、
どんどん描き進めていきます

蜜蝋を塗り重ねている様子

大人も子供も、夢中で作業中!

作業中の様子

友人同士で楽しく制作

作業中の様子

お子様も夢中

作業中の様子

集中して蜜蝋画に取り組む様子

ーー みなさん、それぞれのペースで完成に向けて楽しく制作を進めました。

⑤ 作品の共有と振り返り

最後に完成した作品を鑑賞し合い、それぞれが込めた思いや自己表現を共有しました。

あらかわまほ先生による丁寧な講評では、一人ひとりの作品の良いところや特徴を丁寧に講評してくださいました。「同じ材料を使っても全く違う作品になるのが面白い」「木材の亀裂を生かした表現が面白い」といった具体的なアドバイスに、参加者たちは真剣に耳を傾けていました。

普段は気づかない自分の好みや個性に気づけた」「自然素材を使うことで、作品に温かみが生まれた」といった声もあり、和やかで学びのある雰囲気の中でワークショップは締めくくられました。

作品完成後の感想共有タイム - 完成した作品を並べて鑑賞し合っている様子、参加者が感想を共有している様子

出来上がった作品を見ながら、
丁寧な講評タイム

完成作品

参加者それぞれの個性が光る蜜蝋画作品

完成作品

参加者それぞれの個性が光る蜜蝋画作品

4. 参考情報

蜜蝋画ワークショップでは、蜜蝋(花蜜を原料に、ミツバチの体内で生成される天然ワックス)を使って描く絵画技法を体験できます。蜜蝋画は自然素材を使ったアート。蜜蝋の独特な質感や香りを楽しみながら、クリスマスツリーをテーマに天然木に描くことで、自然とアートの融合を体験できます。子供から大人まで、誰もが夢中になって楽しめるワークショップです。

蜜蝋について

蜜蝋は、蜂からいただいている貴重な資源です。クリスマスと深い関係があり、教会のキャンドルは全て蜜蝋で作られています。蜜蝋には浄化作用があると言われ、そのいい香りが満ちる空間で制作することで、心も体もリラックスできます。また、蜜蝋は固まるまでゆったりとしたときが流れるため、制作過程そのものを楽しむことができます。

蜜蝋の保存性は非常に高く、ミイラにも蜜蝋を塗っており、ミイラが劣化しない効果があることが知られています。同様に、教会の絵も蜜蝋でコーティングされているため劣化しないと言われ、この絵は100年残ると言われるほどです。

蜜蝋は最古の絵の具としても知られています。顔料を混ぜればすぐ絵の具になるという手軽さがあり、絵画の歴史は蜜蝋絵具、岩絵具、油絵、チューブ絵の具と進化してきました。このワークショップでは、その原点である蜜蝋絵具を使って、古代から続くアートの伝統を体験することができます。

5. まとめ・今後の展望

今回のワークショップでは、参加者それぞれが個性豊かな蜜蝋画作品を完成させました。
お茶を楽しみながらの制作時間や、完成した作品を手にした時のみなさんの笑顔が印象的でした。

あらかわまほ先生による丁寧な講評では、一人ひとりの作品の良いところを丁寧に評価していただき、参加者たちは自分の表現に自信を持てたようです。「自然素材を使うことで、作品に温かみが生まれた」という声も多く聞かれ、誰でも楽しめるワークショップとして大成功を収めました。

artteaでは、今後もお茶でくつろぎながら気軽にアートに触れることができるワークショップを展開していきます。

現在開催中のワークショップはこちらからご覧いただけます。お気軽に覗いてみてくださいね。

参加者全員での集合写真 - 完成した蜜蝋画作品を手に持った参加者たち

完成した作品を手に、参加者全員で記念撮影